絵本原画の描き方

「絵本の原画の描き方」についての電話でのお問い合わせは受付しておりません。
絵本の創作や制作で質問がある場合は、当店の絵本教室へご参加お願いします。

絵本原画は2ページ=1見開きとして描きます。
扉(1ページ)と奥付ページ(最終ページ)以外は、下の絵のように描きます。
※1ページ(扉ページ)と奥付ページは、見開きサイズの半分サイズで描いてください。

基本的に、原画は印刷する絵本と同じ大きさで描いてください。10〜20%拡大して描いてもよいです。その時に、縦横の縮小比率を間違えないように注意してください。
小さい原画を拡大印刷はできません。

原画の描き方
16ページの場合
7見開き+扉&奥付ページ(各1ページ)+表紙まわりの原画が必要になります。

必ず原画に「トンボ」はご記入ください。

完成サイズより3〜5ミリ塗り足しが必要です。

完成サイズ・中心の「のど」の位置がわかるように書いてください。薄い鉛筆線でOKです。

悪い描き方例
原画描き方失敗例

この「悪い描き方例」を印刷するとこのようになります。
原画失敗例3

原画作成時にダブルトンボが書けない場合は、完成サイズの四角と「のど(綴じ)」部分にうすい水色か2H〜4Hの鉛筆で十字トンボ線を書くのをおすすめします。原画の描き方は、ダブルトンボを書いた時と同じ方法でお願いします。
データ入稿時には、データ上でダブルトンボを作成ください。

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表紙

表紙と裏表紙 各1枚

背景に色を塗っている場合は、扉と奥付原画サイズより塗り足し幅を天・地・折り返し部分を15ミリ大きく描いてください。
描き方がわからない場合は、扉ページと同じサイズに描いていただき、背景は白にしておいてください。

■表紙と裏表紙を一つの絵で描きたい場合

横書き・左綴じの絵本

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  • 上記の計算方法で、原画を書いてください。
  • 縦書き・右綴じの絵本は、表紙と裏表紙の位置が逆になります。

色の彩色

  • 薄い色(薄い黄色や薄い黄緑色、肌色など)は、スキャニングではうまく色をひろいきれない事が多々あります。
  • 作品を一度、カラーコピーをしてみてください。色がはっきりでるようであれば、スキャニングしても大丈夫です。コピーで色がなくなっている部分の原画は、再度、彩色し直してください。
  • オンデマンド印刷をご希望のお客様は、原画に淡いグラデーションを多用されましても、印刷機の性質上うまく印刷できません。
  • 金、銀、蛍光色を使わないでください。使われている場合は、印刷をお断りいたします。色が変わってもよいと了解を得られた作品のみ印刷いたします。
  • 印刷と原画の色あわせはできませんのであらかじめご了承ください。

文字・文章

原画に直接、文字や文章を書く場合
文字に「かすれ」部分があるとうまく文字が印刷できません。くっきり、はっきりとした太めの文字で書いてください。

パソコンで入力した文字をレイアウトする場合
トレーシングペーパーを原画の裏側から、微粘着のセロテープかメンディングテープで固定します。
テープがない場合は、大きめのトレーシングペーパーで原画を包み込むように保護してください。
文章は、パソコンで入力し、自宅のプリンターで印刷しておきます。
印刷した文章を入る場所にあわせて切り抜きます。
印刷したときに、文章を入れたい位置に、切り抜いた文章をトレーシングペーパーの上から貼っていきます。

扉と奥付


表紙とは別に、本文の始まりをつげるためのページ。通常は、タイトルと絵、作者名(絵・文の担当者名)を入れます。

奥付
タイトル、作者名(絵・文の担当者名)、出版年月日、刷り数、出版会社、発行者名、出版社の連絡先、値段、ISBN(書籍コード)などが入ります。

注意事項

著作権を侵害する恐れがある作品の場合はお断りしております。オリジナル作品に限ります。また、風紀良俗に抵触しない作品に限ります。政治活動、宗教活動の内容はお断り致します。